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2025年の医療業界を振り返ってみました!

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早いもので2025年も気づけば12月に突入しました。今回のコラムは2025年の医療業界の主なトピックスについて月次で振り返ってみました。


概要
2025年の日本の医療業界は、長年の課題であった「2025年問題」への対応が本格化した一年でした。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護需要が急増する中、特に医療DXの推進、医療機関の経営難、そして地域医療連携の強化が月次の主要なトピックスとなりました。
以下に、2025年の医療業界の主な出来事を月次で振り返ります。


2025年 医療業界 月次振り返り

主要トピックスと動向
1月新年を迎え、多くの医療機関で「2025年問題」への危機感が再確認されました。厚労省や経済産業省などによる2025年の医療分野のトレンド予測に関するウェビナーなども開催されました。

参考記事
医療業界激震!! 2025年問題とは!?
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10072

2025年問題についてもう一度考えてみました。
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10133
2月「かかりつけ医機能報告制度」の2025年4月施行に向け、クリニックなどでの対応準備が本格化しました。地域医療の質向上と患者の利便性向上を目指すもので、医療提供体制の大きな転換点となりました。

2025年4月から変わる医療制度とは
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10147
3月医療機関での物価高騰や人件費上昇による経営圧迫が顕在化し、経営難に陥る病院やクリニックが増加していることが報じられました。

国立大病院285億円赤字
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10165

全国赤字ワースト病院ランキング100 前編
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10166

全国赤字ワースト病院ランキング100 後編
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10167
4月「かかりつけ医機能報告制度」が施行され、各医療機関が地域医療における自院の役割を報告・公表する動きが始まりました。経済産業省は健康経営銘柄2025の選定基準を発表し、企業の健康経営を後押ししました。
5月・6月「骨太方針2025」におけるヘルスケア分野の取り組みや、公定価格(診療報酬など)に関する議論が活発化しました。日本看護協会なども交え、社会保障審議会などで具体的な制度設計が進められました。

日本医師会の働き掛けを踏まえ原案から大幅な修正が加えられ「賃金上昇・物価高騰への対応」「経済成長の果実の活用」などが盛り込まれた「骨太の方針2025」が閣議決定
令和7年(2025年)7月5日(土) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース
https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012278.html
7月2025年上半期(1-6月)の医療機関の倒産件数が過去最多のペースで推移していることが明らかになりました。帝国データバンクの調査によると、このペースで推移すると年間で初の70件を超える可能性が指摘されました。

医療機関の倒産動向調査(2025年上半期)
2025/07/08 帝国データバンク
https://www.tdb.co.jp/report/industry/20250708iryokikan/
8月全国の医療施設数(病院数など)に関する最新データが発表され、一般病院の施設数は微減傾向にあることが示されました。

有床診療所は2025年8月末時点で5183施設・6万8458床に減少、2026年5月には5000施設を割り込む可能性大—医療施設動態調査(2025年8月末)
2025.11.5.(水)GenMed
https://gemmed.ghc-j.com/?p=70540
9月医療DXの更なる推進に向けた動きが加速し、医療機関での運用テストや周知広報活動が活発に行われました。

医療DXとは?
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10182
10月「医療DX推進体制整備加算」の算定要件が変更され、マイナ保険証の利用率向上がこれまで以上に強く求められるようになりました。病院・クリニックの倒産件数も依然として高水準で推移しており、厳しい経営環境が浮き彫りになりました。

2025年10月 医療業界ニュースまとめ
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10179
11月中央社会保険医療協議会(中医協)にて、医療機器や臨床検査の保険適用、在宅医療に関する議論が継続的に行われました。また、東大病院の医師逮捕など、医療機器メーカーの贈収賄に関する報道も注目を集めました。

2025年11月 医療業界ニュースまとめ
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10184
12月年末を迎え、健康保険証の「2025年問題」(被用者保険の保険証期限)が次なる大きな山場として意識されました。各方面で今年一年の振り返りが行われ、超高齢化社会の進展に伴う課題の深刻さが再認識されました。

2025年12月2日から従来の健康保険証が使えなくなります。
https://arrows-healthcare.com/article/articles?acd=10185



まとめ

2025年は、長らく懸念されてきた課題が現実のものとなり、医療提供体制の変革が不可避であることを強く認識させられる一年となりました。


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