今回のコラムは日本が発祥の医療機器を調べてみました。
現在の医療現場に欠かせない機器が多数ありました。
パルスオキシメーター
指先などに光を当て、採血することなく、皮膚を通して動脈血のSpO2(機能的酸素飽和度)を測定するための医療機器です。ヘモグロビンは酸素と結合すると赤くなるという性質を利用し、血液の赤色度合いからSpO2を測定しています。また、パルスオキシメータでは、脈拍数も同時に測定しています。
発明したのは??
日本光電株式会社の青柳卓雄、岸道男、田貫甚之助によって昭和49年(1974年)に発明されたました。1974年3月29日、日本光電工業株式会社の青柳卓雄らにより、パルスオキシメーターの原理に関する特許「光学式血液測定装置」が出願され、それに遅れること1ヶ月弱の1974年4月24日、パルスオキシメーターの開発を独自に進めていたミノルタカメラ(現コニカミノルタ)より、「オキシメーター」の特許出願がなされた。これらの発明は、後に全世界の患者の安全に計り知れないほど大きな進歩をもたらしました。
https://medical.nihonkohden.co.jp/iryo/techinfo/pulseoximeter/index.html
生体情報モニタ
心電図・呼吸・体温・血圧などの生体情報をリアルタイムに測定・記録し、患者の容体を把握するための医療機器です。測定値に異常があれば、アラームが発生する機能もついています。
患者のベッドの脇に備え付けられたベッドサイドモニタに個々の患者の生体情報を表示するタイプと、ナースステーションなどで複数の患者の情報を一括して表示するタイプがあります。
手術室や集中治療室では、刻一刻と変化する体の状態変化を把握するために、ほぼ全ての患者さんに使用されます。また、一般病棟においても、主に不整脈が出やすい方、心停止のおそれがある方などに用いられます。
発明したのは??
1964年に世界に先駆けて日本光電工業の久保田博南らにより商品化された。現在も用いられている「ベッドサイドモニタ」の呼称は、日本光電社内で提案された和製英語が発端であるとされる。 古くから正式名称として「患者監視装置」とも呼称されていたが、この呼称は1967年の東北大学病院のICUへの納入時の「重症患者監視装置」に遡るとされる。この名称は2000年代以降、「生体情報モニタ」に呼び変えられていっている。
世界初の生体情報モニタは、麻酔博物館(兵庫県神戸市)に展示されている。この初号機は、1965年に日本光電工業が製造したものの1台で、実在する唯一の商品と思われる。

内視鏡
主に人体内部を観察することを目的とした医療機器である。本体に光学系を内蔵し、先端を体内に挿入することによって内部の映像を手元で見ることができる。細長い形状をしている一般的なものの他、カプセル型のものもある。また、観察以外に、ある程度の手術や標本採取ができる性能をもつものもある。
実用化したのは??
内視鏡の起源をたどると、古代ギリシア・ローマ時代にさかのぼるといわれますが実用化したのはオリンパス株式会社です。
1950年(昭和25年)10月28日、東京大学医学部附属病院分院の副手だった宇治達郎とオリンパス光学工業(現:オリンパス)の杉浦睦夫、深海正治が、極めて小さなカメラ本体及び光源(超小型電球)を軟性管の先端に取り付けた国内で初めての胃カメラ「ガストロカメラGT-I」を開発した。同年に3人を発明者として「腹腔内臓器撮影用写真機(ガストロカメラ)」の名で特許が出願された。
https://www.olympus.co.jp/technology/museum/endo/?page=technology_museum
血糖測定器
指先などから少量の血液を採取し、その中のグルコース(糖)濃度を測定する機器です。これにより、自身で血糖値を把握し、糖尿病の管理や治療に役立てることができます。
開発したのは??
アークレイ株式会社です。1960年代に米国で発明された血糖測定試験紙を小型機器で測定可能にしたのが、アークレイの「アイトーン」です。それは世界初の事でした。
まとめ
日本が開発した医療機器を紹介しました。どれも日本のみならず世界の医療現場に欠かせない機器となっています。
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