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2024年6月から診療報酬が改定されます。

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2024年6月から診療報酬が改定されます。2024年の改定は6年に一度の医療・介護・障害福祉の3つの報酬が同時に改定される年です。

目前に迫った改定の内容について確認していきましょう!

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診療報酬改定2024 何が上がるの??

概要

初診料や再診などが引き上げに。

診察を受ける際にかかる「初診料」や「再診料」のほか、入院した場合に毎日かかる「入院基本料」が引き上げになります。
改定で、自己負担割合が3割の人では、ほとんどの医療機関で窓口での支払いが、初診で27円、再診で12円増えます。
入院基本料は、病棟の種類などによって、3割負担の人で、最大で1日あたり312円増えます。
「初診料」の引き上げは、消費税率の引き上げに伴う措置をのぞけば、2004年度以来、20年ぶりのことです。


医療従事者の賃金引上げ

看護師や看護補助者、技師などに対し、来年度は2.5%、再来年度は2%のベースアップを行うほか、40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げも行います。
また膨らむ医療費の抑制に向け、生活習慣病に関する報酬を再編し、月に1回しか請求できないようにするほか、処方箋料の引き下げ、さらに症状が安定している場合、一定期間、受診しなくても繰り返し使える「リフィル処方箋」の発行を促す加算の拡充なども盛り込まれました。


参考資料

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001178113.pdf


さらに詳しく

医療従事者の賃上げ
初診料は30円引き上げられて2910円となり、さらに医療機関の職員数などによって60円から最大で700円が上乗せされて支払われます。
自己負担割合が3割の人が、初診料などの上乗せがある医療機関を受診した場合、窓口での支払いは、今より27円から219円増えることになります。


再診料は20円引き上げられて750円となり、さらに20円から100円上乗せされて医療機関に支払われます。
3割負担の人の窓口での支払いは今より12円から36円増えることになります。


入院基本料は、病棟の種類などによって50円から1040円引き上げられます。
3割負担の人では、窓口での支払いが1日あたり最大で312円増えます。


入院時の食費

20年以上、1食あたり640円に据え置かれてきた入院患者の食費が引き上げになります。
一般的な所得の患者の場合で、自己負担額を1食あたり30円引き上げて490円とし、保険適用の分も合わせて670円が医療機関に支払われることになります。


医療DX

マイナ保険証の利用率が一定以上で、電子処方箋の発行ができるなどの条件を満たした医療機関は、加算を受けられることになりました。こうした医療機関を受診した場合、自己負担が3割の人では月に1回、初診時に窓口で24円の追加負担が生じます。


感染症対策

新型コロナの特例加算が廃止され、それに替わる新たな感染症対策の加算が設けられました。
感染対策を取った上で、発熱患者を外来で受け入れた場合には月に1回、初診時に200円が医療機関に支払われるほか、個室で感染対策を行う必要のある感染症患者を入院させた場合は7日間を限度に1日あたり2000円が支払われます。


医師の働き方改革

4月から本格化する医師の働き方改革への対応も盛り込まれました。
地域の救急医療などを担う医療機関が、報酬の加算を受ける条件として、医師の労働時間をタイムカードなどで管理し、時間外の勤務時間や休日の勤務時間を原則として、年間で来年度は1785時間以下に、再来年度は1710時間以下に抑えることが追加されます。

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医療・介護連携

今回は6年に1度の介護報酬との同時改定となったことから、高齢者が地域で暮らせるよう、医療と介護の連携を進めていくための方策も盛り込まれました。
平時から介護保険施設と連携し、入所者の病状が悪化した際に、往診したり、入院を受け入れたりした医療機関への加算が設けられます。


高齢者など支援の病棟創設

救急搬送された高齢者などの在宅復帰を支援するため、救急患者を受け入れるとともに、リハビリや退院支援、在宅の医療や介護との連携なども進める「地域包括医療病棟」を創設し、患者を受け入れた場合、入院1日あたり3万500円が医療機関に支払われます。


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