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巳年のコラム ヘビの毒が薬になる⁉

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2025年の干支は巳(ヘビ)です。2025年もまだ始まったばかりですね。今回は干支のヘビにまつわるおもしろい記事を紹介します。


ヘビの毒から鎮痛剤を開発したという記事を紹介します。


以下ナショナルジオグラフィックの記事より引用

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6850/


ブラックマンバの毒から鎮痛剤を開発?

世界最強クラスの猛毒ヘビの毒から、新しいタイプの鎮痛剤が誕生するかもしれない。アフリカに生息するブラックマンバの毒から単離した化合物「マンバルジン(mambalgin)」は、痛みを緩和する効果がモルヒネなどのアヘン剤並みだが、鎮痛剤に多い呼吸抑制などの副作用はないという。 研究責任者でフランスの分子細胞薬理学研究所(Institute of Molecular and Cellular Pharmacology)のアンヌ・バロン(Anne Baron)氏は、「ヘビの致死毒から見つかるとは驚きだった」と話す。


特定のヘビ毒には、中枢神経系や末梢神経系にある酸感受性イオンチャネル(ASIC)を活性化させ、痛みを引き起こす毒物が含まれている。バロン氏のチームは、この毒物に相当するペプチド(アミノ酸分子)の単離に成功し、「マンバルジン」と命名。体内の特定のASICを抑制し、痛みを最小限に抑えたり、止めたりする効果があると突きとめた。
今回の研究ではマウスが使用されている。「痛みが伝わる経路がよく似ているので、人間にも効果があると確信している」とバロン氏は述べる。


薬として利用されてきた自然界の毒
ヘビやクモ、サソリなどの動物の毒は昔から医療に応用されてきた。現代では毒性物質を基に、幅広い用途に向けた医薬品開発が盛んに行われている。
キングコブラ、カパーヘッド(アメリカマムシ)、ガラガラヘビ、マムシなどの毒の成分は、血栓の分解や癌(がん)細胞の増殖抑制など、幅広い病気に効く可能性を示している。
2010年度のナショナル ジオグラフィック協会のエマージング探検家で、爬虫両生類学と毒素学の専門家ゾルタン・タカクス(Zoltan Takacs)氏は、「動物の毒が重要な医薬品開発につながる確率は高い。毒物研究は未開の分野で、今後も発見が続くだろう」と語る。
動物の毒は特定の部位に素早い効果を発揮する。その選択性や親和性の高さから、特にバイオ医薬品に役立つという。「薬物の標的の検証や、実際の医薬品の設計図として利用できる」とタカクス氏は説明する。
今回の発見は朗報だが、同氏によれば、すぐ医療に役立つとは限らないという。「新薬開発には長い年月と莫大な費用がかかる。10~15年、10億ドル(約780億円)は当たり前で、成功する保証もない」。
バロン氏のチームでは臨床レベルへと進む予定だが、結果が出るのは数年先だ。しかしバロン氏は、「特許取得にも成功し、疼痛管理薬を開発するTheralpha社では現在、鎮痛化合物としての利用に取り組んでいるところだ」と述べている。


研究の詳細は「Nature」誌オンライン版で10月3日に発表された。

Natureの紹介記事はこちら→https://www.nature.com/articles/nature11494


まだ実用化されていない??

2012年の記事なのでもうすでに実用化されているかと思い現在の記事を探しましたが何も出て来なかったのでまだ開発段階だと思われます。(フランスの製薬会社が開発中とのこと。)


ヘビの毒から作られた薬で実用化されている薬があった!

上述のマンバルジンはまだ開発中のようですが、すでに実用化されている薬が他にありました。

1960年代後半、英国の医師ジョン・ロバート・ベーン(John Robert Vane:1982年ノーベル生理学・医学賞受賞)のチームは、ブラジル南部からアルゼンチンにかけて生息するクサリヘビ科のハララカ(Bothrops jararaca:別名アメリカハブ)の毒に含まれるペプチドの1種が、血圧調節で機能すると考えられているアンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用を選択的に阻害することを発見しました。

ACEは、不活性型のアンジオテンシンⅠを活性型のアンジオテンシンⅡに変換して血圧を上昇させます。したがって、ACEを阻害することは血圧を下げることになります。


1975年に米国の製薬会社(現在のBristol Myers Squibb)の3人の研究者は、発見されたACEの作用を選択的に阻害した毒ペプチドの構造をヒントに、ペプチドに比べ、かなり小さい分子構造のカプトプリルを合成しました。カプトプリルは1981年に医療用医薬品としてFDA(アメリカ食 品医薬品局)の承認を得ました。これが、世界で最初に開発されたACE阻害剤です。


まとめ

今回はヘビにまつわる記事を紹介しました。毒から薬を生み出すとは発想の転換というか驚きますね!



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