今回のコラムは2025年10月、ノーベル生理学・医学賞を日本人の坂口 志文氏が受賞しました。坂口氏の他にノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人を調べてみました。
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受賞者は何人いるの?
日本のノーベル生理学・医学賞受賞者は、利根川進(1987年)、山中伸弥(2012年)、大村智(2015年)、大隅良典(2016年)、本庶佑(2018年)、そして最新の坂口志文(2025年)の計6名です。 それでは順番に見て行きましょう。
①1987年 利根川進
「遺伝子は変わらない」という常識をくつがえして、多種多様な抗体をつくるしくみを解明して日本人として初受賞。
利根川 進(とねがわ すすむ、1939年〈昭和14年〉9月5日 - )は、日本の生物学者。マサチューセッツ工科大学教授(生物学科、脳・認知科学科)、ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長、理研-MIT神経回路遺伝学研究センター長。京都大学名誉博士。学位はPh.D.(カリフォルニア大学サンディエゴ校)。
1987年、V(D)J遺伝子再構成による抗体生成の遺伝的原理の解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。分子生物学と免疫学にそのバックグラウンドを持つが、近年は、脳科学・神経科学にもその関心を広げ[2]、Cre-loxPシステムを用いたノックアウトマウスの行動解析等による研究で成功を収めている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E6%A0%B9%E5%B7%9D%E9%80%B2
②2012年 山中伸弥
「成熟した細胞が初期化(リプログラミング)され、多能性(様々な細胞に分化する能力)を獲得しうる」という現象の発見と、それによって人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り出したことにより受賞しました。日本人として25年ぶりの快挙でした。
山中 伸弥(やまなか しんや、1962年〈昭和37年〉9月4日 - )は、日本の医師、医学者。学位は医学博士(大阪市立大学大学院・1993年)。京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員。日本学士院会員。
大阪府枚岡市(現・東大阪市)出身。再生医学を大きく飛躍させる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製技術を確立した。「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により、2012年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞した[2][3]。
その他称号としては京都市名誉市民、東大阪市名誉市民、奈良先端科学技術大学院大学栄誉教授、広島大学特別栄誉教授、ロックフェラー大学名誉博士、香港大学名誉博士、香港中文大学名誉博士などを有する。文化勲章受章者。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E5%BC%A5
③2015年 大村智
「寄生虫によって引き起こされる感染症に対する新規治療法の発見」。 大村氏と抗寄生虫薬を共同開発した米ドリュー大のウィリアム・キャンベル名誉研究フェロー、漢方材料の植物からマラリアに効果を持つ物質「アルテミシニン」を発見した中国中医科学院の屠呦呦首席研究員との同時受賞となりました。
大村 智(おおむら さとし、1935年(昭和10年)7月12日- )は、日本の化学者(天然物化学)。北里大学特別栄誉教授、東京理科大学特別栄誉博士、薬学博士(東京大学)、理学博士(東京理科大学)。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%91%E6%99%BA
④2016年 大隅良典
細胞が自らのタンパク質などを分解・リサイクルする「オートファジー(自食作用)」の仕組みを分子レベルで解明したことです。この研究は、酵母細胞のオートファジーのメカニズムを世界で初めて解明し、すべての真核生物に共通する細胞内の浄化・リサイクルシステムであることを明らかにしました。
大隅 良典(おおすみ よしのり、1945年(昭和20年)2月9日 - )は、日本の生物学者(分子細胞生物学)。学位は、理学博士(東京大学・1974年)。東京科学大学科学技術創成研究院特任教授・栄誉教授、自然科学研究機構特別栄誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、基礎生物学研究所名誉教授、東京大学特別栄誉教授。福岡市名誉市民、大磯町名誉町民、京都大学名誉博士、大隅基礎科学創成財団理事長。
自然科学研究機構基礎生物学研究所教授兼総合研究大学院大学生命科学研究科教授、東京工業大学フロンティア研究機構特任教授などを歴任した。「オートファジーの仕組みの解明」により2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9A%85%E8%89%AF%E5%85%B8
⑤2018年 本庶佑
「日本人の2人に1人が罹患し、死亡原因の第1位である「がん」そのがんの免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」の成果を評価され受賞となりました。
本庶 佑(ほんじょ たすく、1942年〈昭和17年〉1月27日 - )は、日本の医師、医学者(医化学・分子免疫学)。学位は医学博士(京都大学・1975年)。学位論文は「アミノアシルトランスフェラーゼIIのADPリボシル化とジフテリア毒素による蛋白質合成の阻害―Adenosine diphosphate ribosylation of aminoacyl transferase 2 and inhibition of protein synthesis by diphtheria toxin」。京都大学名誉教授・高等研究院副研究院長・特別教授、京都大学がん免疫総合研究センター初代センター長、静岡県公立大学法人顧問、ふじのくに地域医療支援センター理事長、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構理事長、お茶の水女子大学学長特別招聘教授。日本学士院会員、文化功労者、文化勲章受章者。京都市生まれ、山口県宇部市育ち。
京都大学医学部副手、東京大学医学部助手、大阪大学医学部教授、京都大学医学部教授、京都大学大学院医学研究科教授、京都大学大学院医学研究科研究科長、京都大学医学部学部長、内閣府総合科学技術会議議員、静岡県公立大学法人理事長、先端医療振興財団理事長などを歴任した。
免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用により、2018年にノーベル生理学・医学賞をジェームズ・P・アリソンと共同受賞した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%BA%B6%E4%BD%91
⑥2025年 坂口志文
「末梢免疫寛容の発見」が理由です。これは、免疫細胞が誤って自分の体を攻撃しないように抑制する「制御性T細胞(Treg)」を発見し、その働きを解明した功績によるものです。この発見は、自己免疫疾患やがん治療など、多くの医学領域の発展に貢献しました。
坂口 志文(さかぐち しもん、1951年1月19日 - )は、日本の免疫学者、医師。大阪大学栄誉教授・免疫学フロンティア研究センター特任教授、京都大学名誉教授。ベンチャー企業レグセルの創業者。
過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の発見と免疫疾患における意義を解明したことで知られ、2025年に「末梢性免疫寛容に関する発見」により、メアリー・E・ブランコウ、フレッド・ラムズデルとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した[2]。滋賀県出身者、また大阪大学在籍中の者では初のノーベル賞受賞となる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E5%8F%A3%E5%BF%97%E6%96%87
まとめ
今回はノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人を調べてみました。6名も受賞者がいたとは驚きですね。どれも現在の医学に多大な貢献と影響を与えていますね。
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