医療機器リース・レンタル会社　5選

今回のコラムは医療機器関連のリースやレンタルを行っている主要な5社を紹介します。

そもそもリース契約って何？

リース契約とは、リース会社が機械や設備などの有形資産を購入し、一定期間にわたって利用者に貸し出す契約形態です。半年から10年程度といった中長期で物件を借りることができ、利用者はリース料を支払うことで対象の資産を使用できます。

リース契約の特徴
①リース会社が資産の所有権を保有する
②リース会社が資産の保険や固定資産税を負担する
③リース契約期間中は基本的に中途解約ができない
④リース物件の保守・修繕は利用者が行うのが一般的

リース契約のメリット
①初期投資を抑えられる
②最新の機械や設備を使用できる
③設備の入れ替えが容易に行える
④リース契約と似た契約にレンタル契約がありますが、レンタル契約は短期間の使用に適しているのに対し、リース契約は数ヶ月～年単位の長期契約が一般的です。また、リース契約では借り主を特定の相手とするため、レンタル契約と区別されます。

リースとレンタルの違いは？

リースとは、リース会社が新たに物件を購入し、リース会社に料金を支払いながら利用できるサービスです。 レンタルとは違い、新品の物件を利用でき、費用も抑えられるのがメリットになります。 一方、レンタルは、レンタル会社の所有する物件を借りるサービスです。

わかりやすい比較表がありましたので引用させて頂きます。

(引用元：三井住友VISAカードプレゼンツ「ビジドラ～起業家の経営をサポート～」）

https://www.smbc-card.com/hojin/magazine/bizi-dora/general-affairs/lease-or-rental.jsp

リース業界の市場規模

リース取扱⾼・リース設備投資額
2023 年度のリース取扱⾼は 4 兆 6,299 億円、前年度⽐ 7.4％増、リース設備投資額は 4兆 3,243 億円、前年度⽐ 7.2％増、リース取扱⾼及びリース設備投資額は 2 年連続の増加を⽰した。

その内医療機器は

21年度：2,010憶円　

22年度：2,227億円(前年比：110％）　

23年度：2,387億円(前年比：107％）

取扱額は2年連続で伸びています。

(引用：公益社団法人リース事業協会資料）

https://www.leasing.or.jp/

主要医療機器リース会社　5選

それでは主に医療機器を取り扱う主要なリース・レンタル会社を紹介します。

オリックス・レンテック株式会社

業界NO.1のリース会社オリックスのグループ会社で電子計測器やICT関連機器および科学・環境分析機器、医療機器などのレンタルサービスを手掛ける。また、中古機器の卸売もしています。

https://www.orixrentec.jp/index.html

総合メディカル株式会社

こちらは福岡県に本社を持ち、医師の転職や開業等のコンサルティング、および病室へのテレビのレンタルや医療機器のリースなどの医業経営のサポートを手掛けています。

https://www.sogo-medical.co.jp/

日医リース

業界大手の三菱ＨＣキャピタル株式会社のグループ会社で1970年設立の医療機器専門リース会社の老舗です。

https://www.nichii-lease.com/

ＪＡ三井リース株式会社

三井系の三井リースとJA系の協同リース株式会社との経営統合により発足した。JA(農協）との関りが深いため厚生連関連の病院でよく使われています。

https://www.jamitsuilease.co.jp/

中道リース

北海道が本社の総合リース会社。医療機器分野でも強い特色があります。

https://www.nakamichi-leasing.co.jp/

まとめ

今回は、医療機器のリースやレンタル会社について紹介しました。高額な医療機器ですのでリースで契約している場合が多いので中古医療業界に置いても縁の深い会社が多いです。

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